作り方
- 表側生地(デニム風)、内側生地(柄)、ファスナー(24cm)を用意します。なお、表側生地には接着芯(今回はダンレーヌR111)を貼りました。
- 表側生地に、型紙を写し(黒線)、縫い代をとり(ファスナー口5mm、他1cm)、外側で四角く裁断します。中に凹んでいる(青色、他3ヶ所)部分は、後で裁断します(一緒に裁断してもかまいませんが、縫い代がほつれてきたり、ペラペラして邪魔なので)。
また、写真の赤点線は、工程「15」の折り目になります。工程「19」~のマチを合わせるときの説明がしやすいので補助線を入れました。
- 表側生地と同じ大きさの内側生地を裁断します。
- 24cmのファスナーです。ファスナーの表側、スライダーを左にしたとき、上側(白線)部分と下側(黄線)で色分けしています。
- 内側生地をおもてに、ファスナーおもて(白線側)を向け、表側生地をうらに向けて置くと、「中おもて」に合わさります。
- すべての端を合わせ、ミシンをかけます。(赤線)
- 今度は、ファスナーの反対側、工程「4」「5」でいう黄色部分を縫い合わせていきます。表側生地とファスナーを「中おもて」に合わせます。
- 端を合わせ、ミシンがけします。(赤線)
- 次は、下側になっている内側生地を向こう側へ「わ」にして、ファスナーの上側、5mmほど出してマチ針でとめます。ずらす理由は、こちらのレシピの工程「14」になります。
- 返し口を残して、工程「8」で縫ったミシン線を重ねて縫います。(赤線)
- 「おもて」に返してみます。このようにファスナー内側のみに返し口ができました。アイロンをあて、ファスナー周りをくせづけします。
- ループを作り(今回は綾テープを半分に折り)、仮縫いします。ループをつけない場合もファスナーが開かないように仮止めしておきます。ここで、必ずファスナーを半分ぐらい開けておきます。開けていないと工程「27」でひっくり返せなくなります。
- 「うら」に返して、
- 工程「2」で切らなかった、凹み部分、4ヶ所をそれぞれカットします。
- 表側生地の「8」の字ライン(赤点線)で折る(ファスナーを中央にする)と、切った形が重なります。
- 内側生地も同じように、ファスナーを中央にするように折りたたみます。
- 型紙ラインをしっかり合わせて、マチ針でとめます。
- 脇のラインを縫います(赤線2か所)。そして、表側生地に合わせ、内側生地の角を切ります(黄線4ヶ所)。
- これからマチを合わせていきます。前項の右上角で説明します。まず、表側生地の黄線と白線を重ねるように、折りたたみ方を変えます。
- このように、「8」の字ラインを脇のミシン線に合わせ重ねるように。
- その時、ファスナーは、自然に曲がる方向(内側生地を表側生地方向に倒す)に向けます。
- 今度は、それに内側生地を重ねていきます。写真のように、内側生地の青線と緑線を広げて合わせるように、★を☆方向にもっていく感じです。
- 工程「19」~「22」を内側生地側からみるとこのようになります。色づけした部分がすべて一緒の方向に合わさります。写真の赤点線は、内側生地の「8」の字にしたときの折り目になります。
- そして、工程「19」~「22」を表側生地側からみてみます。こちらの表側生地を中心にきれいに微調整して整えます。「8」の字のライン(赤点線)とミシン線の境目、内側生地の折り目がすべて重なっているように、型紙ライン(黒線)と90度の位置をしっかりキープすると、できあがりがきれいに仕上がります。
- ミシンで縫います。
- 他の3つの角も同様に作ります。すると、ぐじゃっとした形になりますが、
- 返し口から「おもて」にひっくり返します。
- 返し口をかがり、完成です。