作り方
- まずはじめに、軍手を裏返します。使う部位は写真の通り(赤色)です。
- 足と体をミシンで縫います(赤線)。軍手の人差し指と薬指の延長を、そのまま編み目に沿って縫います。手首のゴム編み部分のところもわかりづらいとは思いますが、編み目をたどって縫うと写真のようにつぼまった感じになります。股下になる部分は、親指の付け根の延長から1cmほど指先側のところにします。そして、黄線でカットします。
- このようにカットしたら、「おもて」に返します。
- わたを詰めます。足はわたを詰めすぎずソフトな感じで、また、足の付け根(赤色部分)にはわたを詰めません。胴体にはわたを固めに詰めます。
- 足の付け根にわたを入れないことにより、お座りができます。
- 軍手の手首(黄色い糸部分)のまわりをぐし縫いして、糸を引き、中に入れるようにして、返し口をつぼめます。ここで、頭がぐらぐらしないようにするために、こちらの方法で作ってもいいかと思います。
- 「コ」の字縫いをして、閉じます。
- 人差し指と薬指が腕になるため、できるだけ長く確保したいので、顔はおでこになるところがゴム編み部分になるように配置します(おでこ部分になるので髪の毛で隠れます)。顔の型紙を写して、耳の部分と返し口を残してミシンで縫います(青線)。続いて、人差し指と薬指の延長(赤線)をミシンで縫います。
- 顔は白線、足は黄線でカットします。
- 顔は返し口から「おもて」に返し、わたを詰め(輪ゴムで仮止めしておくといいです)、おもてにして短くカットした小指の先をはさみ込みます。写真は軍手の黄色い部分をカットしていますが、どんどんほつれてきますので、工程「12」でカットしたほうがいいです。
- 挟み込んだ小指の部分をぐるりと一周、「コ」の字縫いします。反対側も同様に。
- 輪ゴムで結んでいる、返し口の余分な部分はカットし、内側に入れて返し口を閉じます。ここは、髪の毛で隠れます。
- 工程「9」でカットした、人差し指と薬指を「おもて」に返し、手先にわたを軽く入れます。そして、切れ端を内側にして、縫い閉じます。
- 胴体上から、1cm下のところに手を縫い付けます。
- 腕を上げて、脇下になる部分も縫います。
- 反対側も同じように縫います。
- 顔と胴体をしっかり縫い合わせます。何周か縫うといいでしょう。
- 余った切れ端部分で鼻を作ります。2cmぐらいに丸く切り、対角線どうしを縫い合わせるようにして丸くします。
- 「コ」の字縫いで顔に付けます。
- 中指を「おもて」にし、切れ端を内側に入れて、写真のようにつま先を作ります。切れ端部分がわた代わりになりますので、内側に入れる量を調節して2.5cm(足の甲)と3cm(足の裏)になるように成形します。
- つま先を縫い合わせます。
- これで、軍手で作る人形本体は完成です。