キルティングで作るデジカメケース(フタ一体型)
難易度: ★★★★☆
キルティングと普通生地で二枚仕立てのふたのついたデジカメポーチを作ります。
2枚の生地のみで作るので、作り方自体は比較的簡単ですが、大きさを決めながら作っていくので手間がかかりますが、手順の参考までに。
この作り方は、フタ付き平面袋(スプーン・フォーク・お箸トリオセット入れ)横型やお弁当入れ(横入れマジックテープ式・マチ付)フタ一体型などと基本的に同じです。大きさのアレンジをしたい場合などの参考にしてください。
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- 作り方
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- このような、フタ付きのケースを作ります。マジックテープ開閉で、カメラのストラップを出して収納できます。
- 表側生地(キルティング)と内側生地を同じ大きさで用意します。縫い代や厚み等を考慮して、余裕をもって大きめにカットしておきます。調整しながら作ります。
- 「中おもて」にして、縫い代1cmぐらいで、袋口を縫います。(赤線)
- 「おもて」に返して、折り目にアイロンをあてて癖付けします。端ミシンをかけてもいいと思います。ここでは省略します。
- デジカメを入れて、袋部分を折ってみます。好みの深さにして折り目の端にペンで印をつけます。(黄丸)
- 次に、袋部分のマジックテープの位置を決めます。フタを閉じたとき(黒点線)を予想して、両面テープ等で仮止めします。参考までに、私はマジックテープのギザギザの硬いほうをこちらにつけます。
- 一度広げてキルティング生地のみにマジックテープを縫い付けます。内側生地にミシン目が縫われない(見えない)ようになります。
- 工程「6」でつけた印を「中おもて」に折りなおしていきます。
- このように、印(袋部分の底)で折りなおし、「W」の形にします。(写真は「M」のように向いています)
- 動かないようにマチ針でとめておきます。「W」の向きになおして、デジカメを置いてだいたいの幅をきめます。両端を縫い長さ1cm程度ミシンがけ(黒線)します。少し大きめに設定するといいです。(現物合わせで少しづつ縮めていきます)
- おもてに返してみます。幅をみて、大きいようなら、どれくらい縮めればいいか想定します。
- もう一度、工程「10」に戻します。もう少し幅をせまくして(赤線)縫います。縫い長さ1cm程度、両方向から縫います。中央にマジックテープが縫われているので、両方から縮めていきます。このように内側が有効になります。縮めすぎた場合はほどく必要があります。
- また、おもてにして、幅を見ます。少し余裕がありちょうどいいので、この線(前項赤線)で決定です。もし、まだ大きいようなら、同じようにくりかえします。
- 決定した幅(赤線)で袋部分をすべて縫いなおします。
- 横幅が決まり、縫われたので、余分な生地をカットします。外側の有効でない縫い線(ここでは黒線)は無視してかまいません。
- おもてに返して、今度はフタの長さを決め、印(赤丸)をつけておきます。また、すでに縫われているマジックテープの位置の相対する場所も印しておきます。
- マジックテープを内側生地にだけ縫い付けます。(黒線)
- 再度、中おもての「W」に戻します。内側生地を手前に向けます。
- 工程「16」でつけた、フタの長さで折り目をつけます。
- 折り目をもとに戻し、縫い代を1.5cmをとって、余分な生地をカットします。
- 今度は、キルティングも一緒にあわせて折り、マチ針でとめておきます。フタの形を決めて(黒線)縫います。両サイドサイド(赤点線)の縫い目に重ねて、きっちり縫います。
- 縫い代をカットします。
- フタの縫われていないところから、おもてに返します。
- 全体を整えます。写真はふたの返し口を合わたところです。
- フタの返し口を縫います。
- 完成です!マジックテープの縫い目も見えず、すっきりです。
- このような、フタ付きのケースを作ります。マジックテープ開閉で、カメラのストラップを出して収納できます。
- メモ&補足
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本来なら、内側生地のサイドに返し口を設ける方法がいいのですが、袋部分のポケットの深さが短いものなど、返し口を作るのが困難な場合に、フタのところに返し口を設けています。
補足記事 : フタ一体型の袋物の補足等
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