フタ一体型の袋物の補足等
このページは、先日UPした、
キルティングで作るデジカメケース(フタ一体型)、および、
キルティングで作るそろばんケース(フタ一体型)
の補足ページになります。
表側と内側、2枚の生地で作る、フタが付いていて、一体になっている袋の作品レシピは、今現在で以下、
(1) フタ付き平面袋(スプーン・フォーク・お箸トリオセット入れ)横型
(2) お弁当入れ(横入れマジックテープ式・マチ付)フタ一体型
上記、2つは、どちらとも返し口がフタの上部になっています。返し口はミシンで縫うことができます。
両者の違いは、(2)はマチがついているところです。
そして、サイズの変更の参考にと、今回UPした、
(3) キルティングで作るデジカメケース(フタ一体型)
また、同じ構造で、返し口箇所が違う、
(4) フタ付き平面袋(スプーン・フォーク・お箸トリオセット入れ)縦型
このタイプは、返し口が袋部分の内側生地の片サイドになります。本来であれば、返し口はここがベストです。
手縫いで返し口をまつりますが、内側なのであまり気にならないと思います。
これも、サイズの変更が簡単にできるように「そろばんケース」をサンプルにレシピを作りました。
(5) キルティングで作るそろばんケース(フタ一体型)
さらに、参考までに、基本的に同じ作り方の応用編は以下です。
(6) ショルダーレッスンバッグ(フタ一体型)
(7) 防災頭巾カバー・背もたれタイプ(キルティング+内布付き)
以上、すべて、「W」のように折りたたみ、ふた付きの袋にする作り方です。
と前置きが長くなりましたが、今回、ご要望をいただきました。
【2012.03.25 H広子様】 (1)をキルティングで作り、大きさの変更をしたい等。
【2012.04.22 S律子様】 (2)をもう少し大きいサイズに変更したい。
多忙につき、ご入園や入用時期に間に合わず、大変申し訳ございません。
参考までに、私のやり方を「デジカメケース」「そろばんケース」として、キルティングでUPさせていただきました。
ものが違い恐縮ですが、大きさのアレンジの方法は一緒です。
こういう説明って、大変難しいのですが、まずは作ってみるのが一番です。失敗から学ぶことも多いです。
以下に、細かい補足させていただきます。
★ キルティングは厚いので
キルティングでも作れるか?のご質問ですが、作れますが、
やはり厚いのでまったくの初心者さんには作りづらいと思います。
小さければ、さらに作りづらいと思います。
今回、【深さが低い】デジカメケースと【幅がせまい】そろばんケースで作成してみました。
これ以下のものは、違う作り方にするか普通生地で作るかなど検討が必要です。
★ なぜ、(1)・(2)・(3)の返し口はフタのところなのか?
先ほど、(4)で返し口は袋内部がベスト、と記載しましたが、
袋部分の深さが短いタイプを作るときは、返し口を袋内部にとるのは困難です。
袋内部の返し口は、最低8~10cmぐらいは開けないといけません。
袋の深さが10cm未満なら、返し口はフタのところがいいと思います。
しかし、フタのところに返し口を設けると、返し口は直線に仕上がる(台形等)方がいいので、
(5)そろばんケースのような半円はできません。
また、上の写真は、(3)デジカメケースの工程「21」と「24」になります。
キルティングは厚いので、角がもごもごしてしまいます。この返し口の収まりをきれいに見せるため、縫い代を一緒に内側生地へ倒して縫うと、きれいに仕上がります。
★ マジックテープを先付けor後付け
大きさを変更すると悩んでしまうマジックテープの位置ですが、マジックテープは「後付け」でもいいと思います。
完成してから縫いつける方が、表側と内側が二枚一緒に縫われるので、フタのうきがなく、しっくりします。
(ただし、ミシン目はフタの表側、袋口の内側に見えてしまいますが・・・)
袋口の方にマジックテープをミシン掛けするときは、表側を内にして縫います。
ただし、これで縫えるのは、袋口の大きさにもよります。
例えば、(5)のそろばんケースの幅では、狭すぎて後付けは無理です。
また、マジックテープを使わなくても、プラスチックスナップボタンを使ったり、手縫いでスナップボタンを縫い付けたり、ミシンを必要としないものにすれば、位置を気にせず作れます。
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