水筒ショルダー(PPテープ・ポリプロピレン)
子供の遠足や通園・通学に、水筒を斜め掛けにして持ち運べるように、水筒にはショルダーが必要です。
今回レシピUPした、ショルダー付き水筒カバー(キルティング)で、
ショルダーを市販のテープで作るとき、どんなテープがいいか、私なりに調べました。
アクリル製のかばんテープ(持ち手にするバンド)だと厚すぎて縫いづらく、
アクリル製の綾テープだと薄すぎてショルダーとして頼りなく、耐久性にも欠けます。
アクリル製ではないもの、例えば、ナイロンだったり、ポリエステルだったり・・・と、探してみました。
厚めのナイロンテープやは、あるにはあったのですが、カット売りには対応しておらず、
黒1反売り、もしくは、カラーは最小ロットが必要になり、別注になるようです。
そこで、気軽に購入できたものが、このテープ。

PPテープと呼ばれていて、「ポリプロピレン」という素材で、リプロンテープとも言われているようです。
手芸店でも売っていますが、このPPテープは犬のリードや首輪にも使われているようで、
私が購入した先もわんこのお店です。
(ショルダーにはテープの他に調節パーツ類が必要で、一緒に購入できるところを選びました)
PPテープは、紺色の15mm幅(1.2厚)と緑色の20mm幅(1.2厚)を入手しました。
残念ながら、こちらのお店では、パーツ類が白黒のみで、カラーの在庫がなく、
NIFCOのアジャスターと角カンを1個づつ、黒を選びました。
樹脂(プラスチック)製のものではなく、金属製のものでもよかったのですが、
なんとなく樹脂製の方が、子供にとって軽くていいかな?と思います。
以前、このPPテープをネット購入した経験があるのですが、
硬くて厚くて(厚さ1.6mm)、全然…だめ。
想像していただくと、大きな段ポールを荷造りするときに巻く、あの水色や黄色のテープもこのPP製です。
厚みが大きくなると、しっかりと強度が強くなり、手触りも硬いです。
二つ折りにして家庭用ミシンで縫えるか、ショルダーに向いている厚さか、注意が必要です。
感想ですが、購入した1.2mm厚のPPテープでは、しっかりとしていていいのですが、
少し硬さがあり、もう少し「しなやかさ」が欲しい、と個人的に思います。

水筒をぶら下げれば重力で気にならないと思いますが、アジャスターのところが「わっか」になってます。
20mm幅は巻きの状態がなかなかとれず、まっすぐになりません。
また、20mm幅の方が、幅が大きくなる分、硬い感じがします。
もしかしたら、使っているうちにやわらかくなるのかもしれませんが、
園児に使うなら、若干細い気がしますが、15mm幅を使いたいと思います。
ジュニア用だったり、1リットル以上の重い水筒なら、20mm幅の太い方がいいかもしれません。
使ってみて、良かった点が3つあります。
まず、「安い」
カラーがとても豊富で、メーター売りしているところが多いです。
次に、「端処理が簡単」
熱に弱いという欠点があるのですが、逆にそれを利用して、
アイロン熱等で、テープの切り口をほつれどめすることができます。
三つ折してミシンがけするのはちょっと無理があります。パーツを入れて二つ折りがいいと思います。
最後に、「素材感」
少し光沢があり、つるつるしています。
リュックを背負ったりして、水筒は斜めがけし、そのまま飲んだりすると思います。
ショルダーは洋服などと摩擦の少ないほうがいいと思います。
共布で作ったショルダーよりも、洋服上で動かしやすく、扱いやすいのではないかと思います。
耐水性(水を吸収しない)もあるようなので、お洗濯も問題なくできると思います。

このPPテープを使ったショルダーの作成方法を簡単にまとめました。
作り方はこちら
PPテープ(ポリプロピレン)でショルダーの作り方
以下を参考に、PPテープとチロルテープでショルダーを作るのもかわいいですね。
[アイ・リボン・テラキ] リプロンPPテープで首輪&リードの作り方
ひとつだけ、追記。
縫わずに接着剤でなんて考えている場合、
ポリプロピレンを接着できる接着剤は、多目的のもの、専用のものもありますが、
そんなに強度は強くないそうです。
(縫わずになら、カシメを使う方法もあるかと思います)
次は、共布で作る方法をUPしたいと思います。
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