裏付き(二枚仕立て)きんちゃくの作り方
巾着の中には布の切れ端や縫い代が見えない、内側からも見た目きれいな巾着が好きです。
二枚仕立てのきんちゃくを作ってみたい方に、私の作り方をUPしました。
巾着の作り方はいろいろですが、少し違う作り方のひとつとして紹介してみました。
難点としましては・・・、この作り方ではマチをつけたほうがいいでしょう。
マチなしですと、生地が厚いほど底の縫い代のもたつき(角)が気になるかもしれません。
この巾着は生地の端が底でつながります。
例えば、生地AとBの二種類で作ると、正面がA、背面がB、
表側・内側をひっくり返しても、正面がA、背面がB、と同じになります。
2種類の生地ではなく、1種類(上下方向なし、薄手生地)の生地2枚で作るのがベストです。
★ 「L」字や「コ」の字に縫う
私のミシンは動きを止めると、針が下の位置(生地に刺さった状態)になります。
そうでないミシンでも、方向を変えるところまで縫い終わったら、
針が生地に刺さった状態でミシンの押さえを上げ、方向を90度変えます。
再びミシンの押さえを下ろし、縫っていきます。
以下の「紐通し部分の縫い方」の動画でも方向を変える縫い方をしています。
★ マチの作り方
両側しぼりの巾着には、内側と表側のマチを一緒に縫ってしまう方法にしましたが、
やりにくい場合は、下の写真のように四方のマチをバラバラに作り、表に返して形を整えます。
★ 紐通し部分の縫い方
前述の「L」字や「コ」の字に縫い方と同じです。方向を変えながら一周縫います。
袋の内側から縫うといいでしょう。 動画でどうぞ。
袋が大きい場合は、筒もの縫いを利用して、表側からミシン掛けしてもいいと思います。
また、生地がまたがるところ、切り込み部分の境い目は、
何度か返し縫いをして、強度をつけておくのもいいと思います。
★ 紐通し部分の幅
紐通し口部分は、5cm(返し口として10cm)、紐通し幅3cm+切り込み2cmにしています。
少し大きいというのであれば、横中心から開ける長さを短くして調整してください。
あまりにもここを小さくすると、ひっくり返すのが困難になりますので、適度な長さに。
薄生地でしたら5cmでも大丈夫でした。
返し口として8cm (紐通し部分4cm) |
返し口として5cm (紐通し部分2.5cm) |
★ 端処理の仕方
唯一の切り端が紐通し口をめくると見えます。 |
★ お弁当袋の大きさ、マチの扱い方
作品レシピのお弁当袋のできあがりの大きさは |
|
上記のサイズですと、園児サイズのお弁当袋です。 |
一般的なきんちゃくの作り方・1枚仕立て
[手芸のピロル] 片側きんちゃくの作り方
[手芸のピロル] 両側きんちゃくの作り方
コメント
この作り方は表と裏の生地が同じではないと作れないですか?
そうです。この作り方は底がジョイント部分ですので、二枚の生地が同じの方がいいと思います。
表側(外側)と内側を違う布でつくりたい場合は、この作り方でないほうがいいです。
簡単な裏付の作り方に脱帽です。
左右の布を替えて縫ってみました。
とっても可愛いお弁当袋が出来て息子も喜んでいます。
本当に助かりました。ありがとうございました!
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