１００均扇子の貼りかえリメイク～型紙編

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難易度: ★★★★☆

ダイソーの扇子の扇面を取って、貼りかえる作業をする前に型紙を作ります。
型紙を作れば、和紙や布で貼りかえることができます。
余裕があれば、同じ扇子がもう１本あると、見本として確認できます。
ポリエステル生地の扇子は剥がしやすいのですが、生地が伸びてしまうため、紙の扇子を使いました。

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作り方

今回は、この描き込み扇子を使います。無地なので表裏がわかりづらいので、おもて面に「おもて」と記入しておきます。水性ではない、鉛筆などがいいと思います。
だいたいの扇子は親骨の端のところ（白点線）にあたる扇面の端は（黒線のように）折られて貼り付けられています。親骨に隠される折り代（赤色部分）があります。
初めての方はわかりずらいと思うので、（折り代を無視した）できあがりの端に線（赤線）を引いておくといいでしょう。まずは「おもて」面に。
ひっくり返して、中骨の見える「うら」面にして、反対側の端にも線（赤線）を引きました。また、谷折り（Ｖ字）のところすべてに、目印（青線）をつけておきます。
扇面の和紙をきれいにはがしていきます。水と筆を用意します。糊を溶かして剥がしやすくします。親骨の和紙に水を湿らせます。（紫色部分）
少し水分が吸収するのを待ち（半乾きくらいのところ）、和紙を剥がします。
すべて剥がした親骨には、まだ糊がついていますのでふき取ります。和紙を乾かす間にするといいでしょう。
中骨も剥がしていくのですが、数本づつ（ここでは４本づつ）分けて行います。「うら」面から筆で水を塗り（紫色部分）、さらに、中骨の先端にあるへり紙（黄線部分）を爪で剥がします。中骨にこのヘリ紙がついていると、中骨が裂けたり折れたりしますので、ここはていねいに剥がしてください。
「おもて」面にして、骨の上に水を塗ります。（紫色部分）
少し水分が吸収するのを待ち（半乾きくらいのところ）、和紙を剥がしていきます。和紙を乾かしている間に、中骨についた糊を落とします。きれいになった中骨は、剥がした親骨に重ねていきます。
小分けして中骨すべて、最後の親骨も同様にして剥がします。中骨がゆかんでいますので、貼り替えまで、輪ゴムで巻いておくといいです。
はがした扇面を、「うら面」を上にして、厚紙に折り目を伸ばしながら貼ります（「おもて」面に糊をつける）。工程「2」の折り代は折ったままで、工程「3」「4」のできあがりの赤線を端にします。平らになるよう、重しをしてしばらく待ちます。
糊が乾燥したら、工程「3」「4」端の赤線、工程「4」の谷折りの青線を数本、折り目に沿って線を引きます。重なったところが、正確ではありませんが、中心になります。
中心点と実際の折り目を照らし合わせながら、その他の谷折り線もすべて引きます。
ていねいにカットしていきます。扇面のふち、ぎりぎりのところをカットしてください。これで型紙のできあがりです。１００均扇子の貼りかえリメイク～布貼り編へ続いてください。

メモ＆補足: 扇面はドーナツ状の円を２分の１弱にカットした（バームクーヘンみたいな）形です。
コンパスやパソコンで作成するとなるととても手間ですが、元の扇面を型紙にしてまうことが一番手っ取り早いです。
水を使いすぎると和紙が切れますので、水が和紙に浸透するのを待ち、ゆっくり剥がしてください。そして、乾かして次に進んでください。また、中骨は折れたり、縦に裂けたりしやすいです。ていねいにゆっくり、が基本です。