二つ折りの防災頭巾(ゴム付き座布団)
難易度: ★★★★☆
普段は半分に二つ折りして、園児いすに掛ける座布団にする防災頭巾です。
キルティング1枚を三つ折りにして作ります。
防災頭巾にすると3枚厚、座布団にすると12枚厚になります。
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- 作り方
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- 総かぶりの園児用の防災頭巾です。首側からゴムが一周かかっています。
- できあがりの大きさは、横26cm×縦49cmですが、キルティングの厚みがありますので、実際はこれより少し小さくなります。
- 半分に折たたむと、園児いすの座布団になります。ゴムバンドで背もたれに掛けることがきまます。
- 幅広ゴムのカバーリングを参考に、幅20mm、長さ60cmのゴムにカバーをつけます。このゴムは必要以上に伸びない方がいいので、ゴムの長さより、12~15cmぐらい長いの布で作るのがいいです。参考までに、ここでは、幅15mmの強力ゴムを長さ60cm、薄手生地を長さ75cmで幅18mmのカバーを作成しました。
- ゴムカバーを「中おもて」に半分に折っておきます。上記ゴムカバーの作り方ですと、縫い目(赤点線)側が裏になりますので、裏を外側にして半分に折ります。動かないように、手縫いでしつけをしておくといいと思います(青線)。この「中おもて」状態で工程「7」に使います。
- キルティングのほつれ加工されている耳(赤線)を縦にして、縦100cm×横76cmにカット(青線)します。そして、耳側から24cmのラインと26cmのラインを引いて(黒線)おきます。三等分でもいいのですが、耳側の部分は少し短めに設定しました。
- キルティングを「中おもて」に半分に折り、ゴムを上下中央に挟んで、ライン上(黒線)を30cmほど縫います(黄線)。縫い終わり(青丸)は何度か返し縫いして、ゴムの重なり部分(白丸)も補強縫いしてください。キルティング2枚厚、ゴム2枚厚が厚くてミシンで縫えない場合はこちらの補足を参考にしてください。
- ゴムを挟んで縫ったところ、縫い代側はこのように。
- 補強のために、ゴムを広げて、キルティングに縫い付けます。(黄線2ヶ所)
- 反対側はこのように。
- 24cmのライン(黒線)で耳側部分を中に折り込みます。
- 上に重なっている部分の生地をめくります。
- 反対側から生地を重ね、ライン(黒線)で折ります。
- このようになります。(耳側が内側になっています)
- 上側のキルティングの角を2cmぐらいの三角にカットします。角の厚みを減らすと、おもてに返したとき角がスッキリ出ます。再度、両脇のラインで折れていることを確認して、マチ針でとめます。
- 縫い代1cmでミシン掛けします。(赤線)
- 今度は同じように反対側を縫っていきます。工程「12」でよけていた部分を出すようにに広げ、先ほど縫った部分(黒点線あたり)を下側によけます。
- 耳側の生地の上に反対側(切れっぱし側)を重ねます。
- 工程「15」と同様に、上に重なった部分の角をカットして、両脇のラインで折れていることを確認して、工程「16」と同様に、縫い代1cmでミシン掛け(赤線)します。
- すべての角をおもてに返します。すると、少し複雑な形になってしまいますが、
- みみを内側に、ゴムを外側にするように整えると、
- このようになります。あとは、ゴムを本体にかければ完成形になりますが、
- 一度内側(耳端が見える方)を外側にして、ざっくりとしつけします。
- ゴム下(黄星印)から、端から4cmぐらいのところをぐるりと一周ミシンをかけます(黒矢印)。工程「21」のように広げて、内側を上にしてミシンをかけました。
- しつけをほどいて、ゴムを掛けて完成です。
- 総かぶりの園児用の防災頭巾です。首側からゴムが一周かかっています。
- メモ&補足
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防災頭巾は幼稚園の指定に合ったものを作ると思いますが、こんな作り方があってもいいかと思い、考えてみました。
簡単とは言えませんが、2枚厚よりもしっかりとしたものができます。
ゴムが厚くて縫いづらいときはこちらの補足をご参照ください。
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