バザーやイベントでプラバンキーホルダー作り
旧ブログ(休止・削除予定)において、ご紹介していましたが、
プラバンキーホルダーを作るイベントブースについて、今日はあれこれ思い出してみようと思います。
![バザーイベント様子](http://handmade.xsrv.jp/topics/files/1308_puraban01.jpg)
![バザーイベント見本](http://handmade.xsrv.jp/topics/files/1308_puraban02.jpg)
幼稚園のバザーで行いました。その様子と完成したキーホルダーの写真です。
おおまかに流れを説明すると、
1. 受付でチケット1枚と好きな柄のプラバンシートを交換
2. 空いている席について、自由に色塗り
3. 焼き台まで持ってきてもらう(順番に並ぶ)
4. スタッフが焼く、紐を通す
5. 熱くないのを確認して、渡す
こんなかんじのブースなのですが、幼稚園児や卒園児には大盛況。
子供たちは色を塗るのに集中しています。
小さい子でも色の塗り方や配色にとても味があり、喜んで持って帰ってくれました。
トースターの中を覗いて、プラバンが小さくなっていくのを見るのに興味津々。
毎年の報告ノートがあり、机類の配置やシート数、焼き方などを参考にして、と
園児対象なので、いろいろと準備があり、大変です。
輪投げとか昔ながらのゲームコーナーの方が楽チンなのですが、
スタッフのお母様とも仲良くなれて、楽しかったです。
焼きの失敗は、2~3枚ぐらいあったかと思います。
子供はしょんぼりしてしまいますが、丁寧にあやまり、無償でもう一枚作ってあげました。
プラバンは熱いうちのスピード勝負です。
素手が一番やりやすいのですが、くれぐれも火傷・火災には自己責任で注意をお願いします。
数名からこのイベントに関しての質問がありましたので、思い出せる範囲で記載します。
規模や予算、子供の数等により、一概には言えませんが、
うちの場合は、
プラバン売上約350枚、座席24席ぐらい、4時間、当日スタッフ5名、
トースター2台フル稼働(予備としてもう一台)、で挑みました。
【プラバンの準備】
・ B4サイズ、0.2mm厚の透明プラバンを入手。(確かTAMIYAだったかと)
・ 裁断機を利用して、B4サイズを八等分に。
・ コーナーカッター「かどまる」で角を丸める。(角があるととがって痛いです)
・ クラフトパンチで、紐用の穴をあける。(私物の1cmぐらいの花形と星型を利用しました)
※ プラバンは硬いので、切れ味が悪くなる可能性があります。
※ 事務用の二穴パンチでもいいのですが、できあがりの穴が小さいです。紐を細くすれば可。
【プラバンの下絵】
黒マジックで主線をあらかじめ写しておきます。
当日は、子供たちは色塗りだけ(回転数が早いです)なのですが、無地も用意しておくと喜ばれます。
好きな絵を選んでもらうため、参加年齢や男女の好みのものがいいです。
年少~小学校低学年では、ディズニーやポケモン等が人気です。
クラスのお母様に頼んで、協力してもらうのもいいと思います。
黒マジックの主線と反対の面から色を塗ってもらうように
「こっちの面に塗ってね」の目印に付箋紙を貼っておきました。
油性インク同士は溶ける性質があるので、
小さい子相手なので、色マジックがはみ出ても、黒の主線が消えずにきれいに仕上がるため、
また、マジック自体が黒っぽく汚れるのを防ぐため、です。
【マジックの用意】
テーブルの数にあわせて、色マジック(油性)を用意します。
透明プラバンを用意するのであれば、黒マジックも必要です。
また、白マジック(中にボールが入っているタイプ)も用意しましたが、子供相手のため、
インクをもらしてしまう恐れがあるため、当日は出しませんでした。
箱などに入れてテーブルの真ん中に置いて、みんなで使えるようにするといいです。
肌色はないの?グレーはないの?等、子供たちの声がありました。
【紐の用意】
紐は材料費削減のため、長くて安いものを手芸店で購入し、必要な長さにカットしておきました。
リリアンの紐を少し太くしたような感じです。
この紐をスタッフが穴に通して結びます。
焼き上がったプラバンはまだ熱いので、紐付けの時間が冷ます役割を果たしました。
【焼くために用意するもの】
・ オーブントースター
・ アルミホイル(フッ素コーティング)
・ 押え用の平らなもの(CD-ROMのケース等)
・ クッキングシート(シリコン加工)
・ お箸とか軍手とか
では、以下に焼き方です。
![more](/common/images/recipematerial_dot.gif)
【プラバンの焼き方】
![]() | (1) アルミホイルをくしゃくしゃにして広げます。裏側(光ってない方、フッ素加工されている面)を上にしてセット。 |
![]() | (2) トースターで焼くと、ぐにゅぐにゅ変形しながら小さくなっていきます。 |
![]() | (3) 平らに戻り、動きがとまります。 |
![]() | (4) アルミホイルごと取出し、クッキングシートの上に返す。 |
![]() | (5) 素早く、平らに押えます。 |
![]() | (6) そのまま冷ます。 |
【トラブルと対処】
◆ プラバンが焼いている途中で丸くなってくっついてしまう。
(対処方法)
両手に菜箸でトースター内で剥がしてみる。
もしくは、一度、アルミホイルごと取り出し、手早く剥がして、トースターに戻す。
◆ プラバンがアルミホイルにくっついてしまう。
(対処方法)
アルミホイルは、シリコン加工、もしくは、フッ素加工の「焦げ付かない」タイプを使います。
◆ マジックの色が台や押えにくっついてしまい、プラバンの色が剥がれてしまう。
(対処方法)
シリコン加工されたクッキングペーパーで覆う。
◆ 続けて焼いているとサーモスタッドが作動してしまう。
(対処方法)
1枚焼くごとに「チン」して、トースター内をうちわで扇ぎ、温度を冷まして、次を焼く。
できれば、トースターのフタを開けて、1分以上お休みさせる。
【失敗した実例】
![]() | <実例1> 右角がくっつき、リカバーをせず、強引に平らにしてしまった例。 連続焼きしているとトースター内が熱くなりすぎ、急激に丸まってししまって、くっついてしまったのではないか。 |
![]() | <実例2> 正方形になり(もとはB7サイズのプラバン)、波模様が出てしまった例。 トースター内が熱すぎたか、熱がうまく伝わらなかったか。プラバンの不良か。原因不明。 |
【その他】
・ 無地のプラバンを用意するなら、写せる下絵の見本が必要かと思います。
・ こういうのが好きな方に焼き作業をお任せし、苦手な方には受付をやっていただきました。
・ 受付一人、焼き二人、その間に紐渡し一人、会場整理一人、の計五人の役割を当てました。
・ トースターは2台をフルに稼動(場所の広さに制限され、2台しか置けず)、予備1台は出番なし。
・ 結構な電力を使います。トースターの台数によりブレーカーが落ちてしまうことも。
参考になれば。クリックお願いします。
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コメント
早速のお返事ありがとうございます!
350枚のプラバンに対しておおよそ4人に1セット、24席だから6セットくらいのマジックを用意したということですよね。
イベント中に、用意したペンのインクがなくなることが続出したらどうしようなんて考えていたのですが、そんなことはなさそうですね。
子供相手だと、時々フタがちゃんと閉まってるかチェックするほうが重要そうですね。
大変参考になりました。ありがとうございます‼
はじめまして。
ちょうどイベントでプラバン遊びをしようと考えていたので、大変参考になりました。
ありがとうございます!
8本セットぐらいのカラーマジックを用意しようと考えているのですが
はたして何セット用意すればいいのか見当がつかなくて…。
もし覚えていらっしゃったら、どのくらいのセットのマジックを用意したか
教えていただけると助かります。
マジックを入れたかごを4人に1つ(囲うように)置きました。かごの中にはマジック各色を入れていましたが、去年の使いふるしや寄付していただいたマジックで重なる色も数本入れていました。相手が園児~なので、かごを独りじめしたり、色を探しにとなりの席から探しにくる子もいました。使ったものを戻す、フタをきちんと閉めるということがまだしっかりできないので、たまにスタッフが直すといいと思います。
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