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HOME > トピックスTop > エルゴのカスタマイズ~(6)背あて-作り方

トピックス

エルゴのカスタマイズ~(6)背あて-作り方

エルゴのカスタマイズ~(3)背あて
エルゴのカスタマイズ~(4)背あて-その後改良
に引き続きまして、参考程度のレシピを公開したいと思います。

ただ、私の情報によって、お高いエルゴに手を入れらてしまうのも、とても気が引けるので、
(上記2件の記事をよく読んでみてくださいね)
参考までの、「こうやって作りました」報告です。

お勧めとしましては、フードはそのままにして、エルゴとは違う生地で背板を作ってみて、
しばらく大きさや強度など確かめる意味で、ガムテープで貼り付けてお試しいただくこと。
また、スナップボタンも、同じものを購入していただくのも、申し訳ありませんが、
厚物対応(スナップの足が長いもの)でないと、スナップをつけることが難しいと思います。
背板が完成したら(とても厚いです)、まず、エルゴ側よりも、背板の方にスナップがつけられるか?
お試しになられてからが、いいかと思います。

また、私のエルゴ(初代パフォーマンス)と他の(最新の)エルゴの大きさも不明ですので、
試作や試着をして、お気に入りを作ってみてください。

もう一度、完成写真です。

エルゴ背あて改造2 エルゴ背あて改造2

このように、附属のフードを大胆に「背あて」に改造してしまいます。

エルゴ背あておんぶ

もうすぐ息子は2歳、ほとんどベビーカーでおんぶもしなくなりましたが、
深く眠りにつくと、こんな感じです。当時・1歳7ヶ月(13kg)
当然、横に首が傾いたりはしますが、
イナバウアーのように(笑)、大きくうしろに反り返ったりはしません。

以下、はじめの試作で撮った写真も使い、説明しますが、
エルゴ本体の内側生地(Tシャツのような柔らかい)は伸びてしまうため、不向きでした。
では、長くなりますが、続きをどうぞ。

more

★ まず、背あての型紙&基板を作ります

エルゴ背板01

(1)

ばってんおんぶひもなどの背あてがあれば、こんな風にガムテープで貼り付けて、大きさを検討します。
両サイドは、腕が出る場所なので、アキを作っておいたほうがいいです。また、重なる部分はある程度の長さがほしいです。赤ちゃんの背中の接力で、頭や背板を支えるため。

エルゴ背板02

(2)

A4用紙の厚紙で型紙を作ります。
参考までに、私の大きさです。
フード本体の生地を使う場合は、縫い代を考え、大きさも考慮します。横幅ぎりぎり使いでした。(工程「10」参照)

エルゴ背板03

(3)

A4の下敷きに写し、カットします。
下敷きは2枚重ねで使いました。硬さによりだと思いますが、1枚ではたよりないので2枚にしました。
やわらかいと頭を支えらなさそうだし、厚みがでるとスナップをつけられなくなる可能性があるので、ここは悩みどころです。

エルゴ背板04

(4)

下敷き2枚の上にキルト芯2枚(1枚ではふかふか感がでなかったので)を貼り合せます。
特に端っこをきっちり貼り付けます。私は強力両面テープで貼りました。
これで基板ができあがりました。

★ こうやってエルゴ生地を使いました

エルゴフード改造01

(5)

エルゴのフードを取り外します。
フードとつながっているベルトのミシンをほどきます。
写真の上側がほどいた状態。下側はまだほどいていません。

エルゴフード改造02

(6)

とりはずしました。
上側が大きくなった台形になっています。
ここで背板を当てて大きさを計ります。ぎりぎりなので、当て方は、工程「10」参照ください。

エルゴフード改造03

(7)

横幅の大きさがぎりぎりなので、ゴムが入っている部分のミシン目をきれいに解きます。ぐりるとコの字型にミシンがけしてありました。
また、フードを本体に止めるベルトをカットします。(この部分でおしゃぶりホルダーが作れるかな?)

エルゴフード改造04

(8)

フォードの下側部分(赤線)をぎりぎりにカット(赤点線)して、裏にひっくり返します(中おもてになります)。
そして、ゴムを外し、アイロンでシワを伸ばします。

(9)

「中おもて」状態なので、ここで接着芯を両面に貼ります。
※ ここは、表側生地(濃グレー)はナイロン(?)っぽい薄い生地、内側生地(薄グレー)はニット(?)のような伸びる生地です。貼らずに作っていきましたが、後で手直ししました。その後さらに内側生地を丈夫な星柄生地へ手直ししています。

エルゴフード改造05

(10)

周囲の縫い代を1.5cmぐらい考慮(赤点線)して、写真のように背板を写します(黄線)。長さは後で調整しますので、延長を引きます(青線)。
ひっくり返すと実線より小さくなります。また厚みのある背板を入れるので、少し外側をミシンがけ(白線)します。

(11)

次工程の縫い代を切る前に(縫い代をカットしてしまうと手直しができないので)、とりあえず、おもてにひっくり返し、背板を入れてみます(工程「15」参照)。ここで、小さかったり大きかったりすると、縫い直し等、調整が必要かもしれません。
背板を入れた状態で、入れ口部分の長さに折り、筋をしっかりつけておきます。

エルゴフード改造06

(12)

背板を入れて調整が終わったら、裏に戻し、縫い代をカットします。返し口部分は、前工程でつけた折り筋より、縫い代を1.5cmとり、長い分をカットします。

表側の切れ端は、工程「21」のくるみボタンに使います。

エルゴフード改造07

(13)

折り目の線で、縫い代(赤点線)を内側生地側へ折り(黒線)、サイドを縫い合わせます(黄線)。ミシン線を重ね縫いします。

エルゴフード改造08

(14) 【参考写真】

前工程の反対面です。
※ 写真は折り返し部分が5cm強ぐらいありますが、前工程で縫い代1.5cmカットするので、実際は、こんなに長くありません。この縫い代部分の生地厚でスナップが付けられませんでした。あとで縫い代の長さを手直ししました。

エルゴフード改造09

(15)

おもてにひっくり返して、背板を入れます。
赤ちゃんの頭があたる方(内側生地側)にキルト芯が向くように入れます。

エルゴフード改造10

(16)

縫い代が縫われているので、このように表側生地の方へ、背板を入れ込みます。
背板を曲げながらと入れるとやりやすいです。

エルゴフード改造11

(17)

返し口の端ををミシンがけして、背あて部分の完成です。

★ プラスチックスナップを付けます

エルゴスナップ01

(18)

背あての表側生地の方へ、スナップの凸を4つ、

エルゴスナップ02

(19)

Aエルゴ本体の内側の方に、凹を4つ、
仮に「背あてなし」を考えたとき、赤ちゃんの背中に当たる側が、痛くない凹の方がいいと考えたためです。

エルゴスナップ03

(20)

本体側の下2つは、ポケット内に付けます。
工程「18」~「20」の向きや位置、ファスナーが邪魔しない位置、「工程22」フライヤーの届く位置を考えて、相対するところに、印を付けておきます。

エルゴスナップ04

(21)

また、表側のスナップ2つは、背あて作成時の表側生地の切れ端を利用して、くるみボタンにして、同じ色に合わせました。
使ったボタンは14mmサイズです(芯6.9mm)です。

プラスチックスナップボタンの付け方はこちら

エルゴスナップ05

(22)

では、問題のぶ厚い、背あてからスナップをつけていきます。
目打ちで穴を開けます。

エルゴスナップ06

(23)

スナップを差し込みます。
キルト芯2枚分はふかふかしているので、ぎゅっと押しこめば、これぐらいの芯が出ます。
見事、この背あての厚みに使えました。

エルゴスナップ07

(24)

反対側はこんな感じです。
他の3つも同様に付けます。

エルゴスナップ08

(25)

そして、エルゴ本体側には、工程「21」のように、くるみボタンを施したスナップを上側に2つ付けます。

※ 14mmサイズは、ボトムの大きさが違うので、パンチ台を取り替える必要があります。(あとがき参照)

エルゴスナップ09

(26)

エルゴ本体側の下側2つは、ポケット内に付けますが、ここはフライヤーが届きません。
少し厚みが出て付けづらいのですが、写真のようにエルゴを折るようにしてやってみたら、無事、付けることができました。

エルゴスナップ10

(27)

これで完成です。

※ お揃いの「よだれカバー」のレシピはこちら

★ あとがき

別布で作ればよかったのですが、一発作成で、何度か手直しして、形にしました。

できる人は、生地側に接着キルト芯を貼って作ってもいいです。

キルト芯と下敷きを強力両面テープで貼りましたが、洗濯しても問題ありませんでした。
ただし、ネットにいれて、手洗いモードでがいいと思います。
また、スナップも今のところ取れたりはしていません。

プラスチックスナップのトップは14mmサイズですが、
ボトムは11mmなので、フライヤーの受ける黒い台を替える必要があり、
ちょっと面倒な手間ですが、14mmの芯長さ6.9mmはとても魅力的でした。
また、お値段が安くさらに嬉しいのですが、少し慣れるまでわかりにくかったり、
コツがいるかもしれません。よだれカバーなどで練習してみてくださいね。
ぎゅっと押しつぶす、です。
フライヤーがないとできません(手打ちでは無理です)。

はじめの完成作は、
エルゴ表側生地(接着芯付)+下敷き2枚+キルト芯2枚+エルゴ内側生地(接着芯付)
これたけの厚みです。
私の場合、工程「14」で縫い代をも入れてしまったため、上記生地厚に
表側生地(接着芯付)+内側生地(接着芯付)が加わったしまったため、
スナップを付けることができませんでした。

最終的に、エルゴ内側生地(接着芯付)を変えてて、
エルゴ表側生地(接着芯付)+下敷き2枚+キルト芯2枚+普通生地
の厚さにしました。

型紙は、だいたいです。私の使っているエルゴのできあがりから計りました。
(申し訳ありませんが、PDFは作りません)
エルゴの背中のライン、上13cmとは、装着したとき、人から見て、背あてが13cmぐらい上に見えている(出ている)という意味です。
それから、ボタンの位置をちょうどいいところに決めて、調整してください。
図はあくまでも、こんな感じに・・・程度です。

2012.11.02

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